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2009/10/6 久米

U.ActionScriptの基本文法 

3 変数その2 

あらかじめ用意されている変数、つまり
あらかじめ用意されているクラスの中の属性のことである

すでに宣言されているので、名前やデータ型など自分で宣言しなくて使える。

3.1 主なオブジェクトの主な属性

主な属性 説明
MovieClip.alpha ムービークリップのアルファ透明度 (value) 。有効な値は 0 (完全な透明) 〜 1.0 (完全な不透明)
MovieClip.rotation ムービークリップの回転 度単位
MovieClip.height ムービークリップの高さ ピクセル単位
MovieClip.width ムービークリップの幅 ピクセル単位
MovieClip.scaleX ムービークリップの水平スケール (1.0が100%の大きさ)
MovieClip.scaleY ムービークリップの垂直スケール (1.0が100%の大きさ)
MovieClip.x ムービークリップの x 座標
MovieClip.y ムービークリップの y 座標
MovieClip.mouseX (読み取り専用); マウス位置の x 座標。マウス絶対座標はstage.mouseX
MovieClip.mouseY (読み取り専用); マウス位置の y 座標。マウス絶対座標はstage.mouseY
stage.stageHeight ムービーステージの高さ ピクセル単位
stage.stageWidth ムービーステージの幅 ピクセル単位
TextField.text テキストフィールドのテキスト
これ以外にも
山のようにあります。

※演算子や有効範囲は、前章の自分で作る変数と同じです。

 

3.2 画面上でのクラスの作成

クラスはnewで作成できますが、Flashでは画面上で作成もできます。

MovieClip(シンボル変換で作成)

ムービークリップ

 

TextField(テキストツールで作成)

種類 説明 インスタンス 備考
静止テキスト 単に表示 なし  
ダイナミックテキスト スクリプトからアクセス可能 TextFieldのインスタンス  
テキスト入力 上記+ユーザ入力も可能 TextFieldのインスタンス  

テキストフィールド


 

演習1 四角いkaku_mcオブジェクトを作成し、それをクリックしたら、

  1. だんだん透明になるようにしてみよ
  2. 10度づつ回転させてみよ
  3. 高さを10ピクセルずつ増やしてみよ
  4. 幅を10ピクセルずつ減らしてみよ

演習2 ステージ上でMouseDownのイベントが発生したら、マウスの位置に丸が移動するようにしてみよう。

演習3 ダイナミックテキストのテキスト枠を作成し、スクリプトで"おはよう"を表示してみよ。

演習4 ダイナミックテキストのテキスト枠を作成し、ステージ上でMouseDownのイベントの回数を表示してみよ

演習5 3つのテキスト枠と、ひとつのムービークリップを作成し

  1. 2つの枠に値を入力し
  2. ムービークリップをクリックしたら
  3. その合計がもうひとつの枠に表示するようにしてみよ