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2007/10/9 久米

 

1.ActionScriptの基礎 

1.9 オブジェクト

詳細はヘルプのActionScript辞書参照

テキストボックス(各種オブジェクトのひとつ)

種類 説明 インスタンス 備考
静止テキスト 単に表示 なし  
ダイナミックテキスト スクリプトからアクセス可能 TextFieldのインスタンス 変数名でもアクセス可能
テキスト入力 上記+ユーザ入力も可能 TextFieldのインスタンス 変数名でもアクセス可能

1.10 ターゲットパス(オブジェクト命名方法)

注 インスタンスのことをオブジェクトとも言う。

種類 説明
絶対パス ルートから見た位置 _root.a.b
相対パス 自分からみた相手の位置
自分より下の階層はピリオドで
自分より上の階層は._parent
this
this.c
this._parent

this:自分自身を指す。省略可の場合もある。

thisを付ける場所 thisを省略する?
メソッド thisはできるだけ明示するのがよい。 this.ugoke();
プロパティ thisは積極的に省略。
オブジェクト指向ならいつもthisのため
this._x → _x

 

演習 動く丸

ルートのフレームアクションthis.onEnterFrameでmaru_mc.ugoke();だけ記述し、

  1. 枠にぶつかったら反対側に動くような、左右に動く丸を作れ。
  2. 枠にぶつかったらむぎゅっとなるようにしてみよ。

演習 信号機を作ってみよ。

ヒント 信号を消灯は_alphaを50に、点灯は100にするとよい

 

 

コラム デフォルト参照とthis参照

ルートのフレームアクションイベント記述で

  • インスタンス名を省略した場合は、そのインスタンスは記述したタイムライン(_root)となる。→デフォルト参照
  • thisを付けた場合は、そのインスタンスはイベント発生場所オブジェクト(maru_mc)となる。→this参照

//ルートのフレームアクション
maru_mc.onPress=function(){
trace("_xの値は"+_x); //_root._xなのでいつも 0
trace("this._xの値は"+this._x); //maru_mc._xなのでその時のmaru_mcのx座標 例219.3など
}

デフォルト参照とthis参照は下記で調べられる。

//ルートのフレームアクション
maru_mc.onPress=function(){
trace("デフォルト参照: "+valueOf());
trace("this参照: "+this);
}

デフォルト参照とthis参照が一致する時のみthisは省略可というわけだ。